【25年4月第4週】プロトリマー直伝!春の抜け毛・皮膚トラブル対策完全ガイド

ポイント

  • 換毛期には抜け毛が増えやすく、放置すると毛玉や皮膚炎の原因に
  • こまめなブラッシングが皮膚トラブルの予防や被毛の健康維持に効果的
  • 花粉やホコリなどによるアレルギー対策も必要
  • シャンプーのしすぎは皮膚を乾燥させる可能性がある
  • トリミングサロンは春先から混雑しやすいので早めの予約を

最後は、トリマーとして最も力を入れたいテーマである“春のペットケア”について、 特に抜け毛と皮膚トラブルの観点からお話しします。
春は冬毛から夏毛へと被毛が生え変わる“換毛期”にあたることが多く、 犬猫ともに抜け毛が増える時期です。
抜け毛を放置すると毛玉や皮膚炎の原因となり、 被毛の通気性が悪くなることで熱がこもりやすくなるなど、さまざまな悪影響が出てしまいます。

まず大切なのは、こまめなブラッシングです。
ブラッシングには、被毛を整えるだけでなく、皮膚の血行を促進して健康な毛を育てる効果や、 皮膚トラブルの早期発見につながる利点があります。
皮膚に赤みやフケが出ていないか、ダニやノミなどの外部寄生虫が潜んでいないかなど、 日々のブラッシングを通じてチェックする習慣をつけると、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

また、春は花粉が飛散する時期でもあり、アレルギー体質のペットには注意が必要です。
散歩後に体を拭いてあげる、こまめにシャンプーや部分洗いをしてあげるなど、 アレルゲンを取り除くケアを行うと症状が軽減する場合もあります。
ただし、シャンプーのしすぎは逆に皮膚を乾燥させ、トラブルを招くこともあるため、 犬猫の種類や肌質に応じた頻度を獣医さんやトリマーに相談して決めるのがおすすめです。

皮膚トラブルで特に気をつけたいのは、湿疹や脱毛、かゆみなどの初期症状を見逃さないこと。
これらは皮膚の病気だけでなく、内臓の疾患やホルモンバランスの乱れが原因の場合もあります。
異変に気づいたら早めに動物病院を受診し、必要であれば適切な投薬や食事療法を行いましょう。
トリマーとしては、飼い主さんとペットができるだけ快適に過ごせるよう、 サロンでのケアだけでなく自宅でのケア方法もお伝えすることを心がけています。

最後に、春はトリミングサロンが混雑しやすい時期でもあります。
換毛期対策のグルーミングや、暑くなる前のカットを希望する方が増えるからです。
予約が取りにくい場合もあるので、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
サロンでのトリミングと日常的なホームケアをバランスよく取り入れることで、 春の抜け毛や皮膚トラブルを最小限に抑え、ペットが健やかに過ごせるようサポートできます。


以上、4回にわたって春のペットとの暮らしに役立つ情報をお届けしました。
新生活や散歩、フィラリア症対策、そして抜け毛や皮膚トラブルなど、 それぞれ春だからこそ気をつけたいポイントを押さえつつ、楽しく快適に過ごせるように心がけましょう。
トリマーとして、飼い主さんとペットがより幸せな時間を過ごせるよう、 これからも情報発信とサポートを続けていきます。

この記事を書いた人

富崎 章子

三重県のドックサロン「pawpad」店長
愛玩動物飼養管理士、トリマー、キャットグルーマー、ハンドラーなどの資格保有。
ペットのためのトリミング"をモットーに、
ペットが幸せに暮らせるお手伝いをしています。