【25年4月第2週】春の散歩に潜む危険を回避!ペットが食べてはいけない植物ガイド

ポイント

  • 春の散歩道には、犬猫に有害な植物が多い
  • チューリップ、スイセン、ツツジなどは口にすると中毒症状を起こす可能性
  • 散歩時はリードを短めにし、ペットの行動をこまめにチェック
  • “ノーリード散歩”は事故やトラブルのリスクを高める
  • 万が一食べてしまったら、速やかに獣医師に相談

春になると気温が暖かくなり、愛犬との散歩がいっそう楽しくなる季節です。
しかしこの時期、道端や公園に咲く花々や植物の中には、 犬や猫にとって有害なものが紛れている場合があります。
そこで、トリマーの観点から、散歩で気をつけたいポイントや、 万が一の対処法について詳しくお話ししたいと思います。

よく見かける危険な植物としては、チューリップやスイセン、ツツジ・サツキなどが挙げられます。
チューリップの球根部分やスイセンの全草、ツツジやサツキの葉・花は、 少しでも口にすると体調不良を起こすことが知られています。
具体的には、嘔吐や下痢などの消化器症状、重症になると神経症状や心臓への影響も心配されます。
こうした中毒症状は、犬だけでなく猫にも起こり得るので十分な注意が必要です。

どのようにして愛犬や愛猫を危険な植物から守ればよいのでしょうか。
愛猫を守るためには、 室内に観葉植物をなるべく置かないこともポイントです。
観葉植物には有毒なものが多いため、 間違って猫が食べてしまわないように配置には気をつける必要があります。
散歩の際はリードを短めに持ち、ペットが勝手に草むらに入ったり、 地面の植物を食べたりしないように注意しましょう。

最近は“ノーリード散歩”を見かけることもありますが、特に春先は有毒植物が増えるため、 ノーリードは事故やトラブルのリスクが高まります。

また、散歩後に帰宅したら、ペットの行動をよく観察し、いつもと違う様子がないかチェックしてください。
もし、食欲不振や嘔吐、下痢などが見られる場合は、すぐに動物病院へ連絡し、 症状や状況を伝えましょう。
実際に散歩中に何を食べたのか正確に分かるケースは少ないものの、 「いつ、どこで、どんな可能性がある植物をかじったか」という情報を伝えると、 診断や治療のヒントになります。

さらに、春は新芽が出たり、花が咲いたりと植物がもっとも美しい時期でもあるため、 ペットにとって興味をそそる場面が多い季節でもあります。
好奇心旺盛な子は特に地面や草を嗅ぎ回ったり、咥えてしまったりしがちです。
トリミングサロンにいらっしゃる飼い主さんからも、春になると急に下痢や嘔吐が 増えるという声を耳にすることがあります。
かわいい愛犬・愛猫の健康を守るためにも、 散歩のルートを見直したり、危険なエリアを避けたりするなどの工夫も大切です。

散歩はペットとの大切なコミュニケーションの時間であり、運動不足解消やストレス発散にも役立ちます。
安全対策をしっかり行いながら、春の散歩を存分に楽しんでください。

この記事を書いた人

富崎 章子

三重県のドックサロン「pawpad」店長
愛玩動物飼養管理士、トリマー、キャットグルーマー、ハンドラーなどの資格保有。
ペットのためのトリミング"をモットーに、
ペットが幸せに暮らせるお手伝いをしています。